雑記+ブックレビュー

書評というほどのものはありません。読んだ本に絡めて、日々思うことなどを書いていこうと思います。

自然景観の謎

世界各地でみられるさまざまな陸地の地形について、その成り立ちをビジュアルに解説したものです。
地理や地学の教科書で見た内容に近い部分が多いです。
本書はイギリスで作られたもののようで、地形の例として紹介されている場所の多くはイギリスです。
一部、渓谷などはアメリカが紹介されていますが、アジアが例として出されていることはほとんどありません。
この理由として土地の上に植生があると地形が良く見えずに例として不適当だというのもあるのでしょうが、紹介されている地名がわれわれにはあまりなじみがなくややピンと来づらいかもしれません。

学術的に厳密な紹介をすることよりも美しいカラー図や写真で珍しい地形を紹介することのほうに重点を置いているため、中学生くらい向けの絵本のような印象を受けました。
扇状地、三角州、河岸段丘、海岸段丘、自然堤防などといったよく見られる地形も紹介されているのですが、むしろメサ、氷堆丘、カルスト台地といった珍しい地形の解説の割合が高いように思います。
また、2ページ単位での解説を基本としており、かつそのうちの半分以上は絵や写真が占めているので、それほど詳しい内容については知ることはできないでしょう。

「高地のランドスケープ」「低地のランドスケープ」「海岸のランドスケープ」等の章に分かれているのですが、今自分がどこの章にいるのかがとても分かりづらく、かつそれぞれの章の分かれ目も明示されません。
そのため、突然「イントロダクション」なるタイトルのページが現れて、読みなれないうちは何のイントロなのかよくわからないという状態でした。
また、絵はきれいなのですが多くは2次元的な断面図なので、とくに堆積と浸食が同時に発生するような複雑な地形では何が起きているのかわかりづらいところもあります。
あと細かい話なのですが、本自体の強度が低いのでページをいっぱいに開くと脱落しやすいです。
写真や絵の見た目のきれいさに力が入っているわりにはその他の部分はややおざなりな印象です。
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  1. 2017/08/13(日) 23:18:42|
  2. ★★★
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