雑記+ブックレビュー

書評というほどのものはありません。読んだ本に絡めて、日々思うことなどを書いていこうと思います。

ゼロの使い魔

2004年に第一巻が発売されたライトノベルシリーズです。
残り2巻で完結というところで2013年に著者が死去したのですが、残されたプロットを用いて他の作家が後を引きついて5年越しに完結編が発行されました。
今回は1巻から22巻までを一気に読んでみました。

異世界転生に中世の世界観、剣と魔法、そして一人の男性キャラが複数の女性キャラからモテるという、ある種の定番全部乗せといったイメージの作品です。
まいどまいどもうちょっとで主人公が死んでしまうというところからギリギリで生き残る展開はまさに王道。
ただ、本作が最初に登場した2004年には今ほど異世界転生設定はありふれたものではなかったのでしょうか。

15巻くらいまではほぼ1巻完結の内容だったのですが、そこから物語が佳境に入るにつれて各巻の終わりに次巻への「引き」が入るようになりました。
1巻ずつ発売されると同時に読む分にはいいのかもしれませんが、さすがにこれだけの量を読んでいて「引き」が続くと少し疲れてきます。
個人的には前半の1巻ずつ完結するスタイルのほうが好みです。
また、最後の2巻は著者が変わったせいもあるのでしょうが、さすがに広げた風呂敷の多々見方が雑なように思いました。
物語後半で登場した殺し屋4兄弟は、最後の最後に「実は彼らの正体は○○であった」と大急ぎの説明があっただけです。
どうしてもこのあたり、無理が生じるのはやむを得ないところですが。

それでも本当によく完結したものだと思います。
著者が亡くなってから遺されたプロットをもとにした続刊の刊行が発表されるまで2年、そこから最終巻が刊行されるまでさらに2年、それだけまたされても本作の最終巻が売れたというのは、やはり人気のある作品だったということなのでしょう。
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  1. 2017/08/01(火) 20:55:53|
  2. ★★★★
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