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雑記+ブックレビュー

書評というほどのものはありません。読んだ本に絡めて、日々思うことなどを書いていこうと思います。

異国の出来事

短編集はどちらかというと苦手です。
せっかくストーリーの背景となる事情を理解したころにその短編が終了してしまい、また新たな世界観をつかむ必要があるからです。
本書もまさにこの意味におけるハードルの高さがあり、読むのに多少の気力を要しました。
しかし、それでも読んでよかったと思える内容の濃さでした。

本書に収められている作品は、著者ではなく日本語への翻訳者が選んだもののようです。
トレヴァーの作品の中から旅に関するものが12編収録されています。
どれもテーマは人間関係の難しさというべきなのでしょうか。
幼いころは中のよかった友達が大人になって微妙な間柄になったり、夫婦間の仲がすでに崩壊した者同士の旅先での恋愛であったり…。
どれも気まずさ、ままならなさを見事に描いているように思いました。
読んだ後爽快な気分になるような、ハッピーエンドといえる作品はないと思います。

ほかの作品、とくに長編も読んでみたいと思います。
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  1. 2017/05/27(土) 22:42:45|
  2. ★★★★★
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