雑記+ブックレビュー

書評というほどのものはありません。読んだ本に絡めて、日々思うことなどを書いていこうと思います。

痕跡

著者のグリッサンの名前は、セネガルの大統領ともなったサンゴールと一緒にネグリチュードの理論を作り出した、ということを聞いたことがありました。
ネグリチュードとは「帰郷ノート/植民地主義論」でも解説が掲載されていましたが、黒人の黒人性そのものを称揚しようというものです。
本書の紹介文を読むと、グリッサンはフォークナーの「ヨクナパトーファ・サーガ」をまねて、マルティニーク島を舞台にした「マルティニーク・サーガ」を作り上げようとしたそうです。
解説文だけ少し読んで購入してみたのですが、正直言って私の読解力ではまったく歯が立ちませんでした。

フォークナーの影響を受けたということなので、原文もそれなりに難解な文章だと思われます。
しかし、それ以上に翻訳があまりにも直訳?過ぎて何がどうなっているのか意味が取れない状況でした。
主語と述語がどうつながっているのかすら怪しい状態です。
これが原文の意図的な装飾のせいなのか、それとも翻訳時に語順を日本語らしく並べ替えるのをさぼったせいなのかすらよくわかりません。
いつか文章になれて意味が取れるようになるかと思ったのですが、最後まで理解すら及ばないという体たらくでした。
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  1. 2017/05/05(金) 23:05:32|
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