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雑記+ブックレビュー

書評というほどのものはありません。読んだ本に絡めて、日々思うことなどを書いていこうと思います。

宇宙の統一理論を求めて――物理はいかに考えられたか

10年くらい前に読んだ「万物理論―究極の説明を求めて」という本を思い出します。
この本は、この世界に存在する時間、空間、重力などを素粒子論を用いて統一的に説明しようとしている最先端の物理学について、素人にもわかりやすく説明しようというものでした。
ただ、当時私が読んだ感想では、その理論について言いたいことは理解するのですが、その理論に行きついた過程が全く示されないために、次々と事実らしきものが突きつけられてもそれに対する意義を感じることができない、というものでした。
新興宗教の教義で、教祖たる神がいて、その神がどのような方法で世界を作り出し、そしてこの世の原理は何かに基づいていて…というような創作(に見えるようなもの)を述べているものがありますが、それとあまり変わらないような印象しか受けないのです。
やむを得ないことだとは思います。

当時からかなり時間が経ったので、同じような本を読んでも異なった感想を持つかと期待したのですが、やはり10年前と同じでした。
次々と新しい素粒子や理論が登場して、その素晴らしさを熱心に訴えかけてくるのですが、妥当性が全く判断できないためになにも思うことがないというのが正直なところです。
途中から用語の理解が飽和して、ついていくことができませんでした。
理論物理系ではないとはいえ、理系の専門教育を受けた私がついていけないのだから、ほとんどの人は読んでも理解できない内容だと思います。
よくある「すでに理解している人にしか理解できない」タイプの本なのかもしれません。

そもそも数式なしで素粒子論を知ろうということ自体に無理があるのだと思います。
さまざまなたとえ話を駆使して、なんとかわかってもらおうとしている努力は見えるのですが…。

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  1. 2017/02/16(木) 23:41:48|
  2. ★★
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